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2019.11.16

hanhart

ジン・デポ 神戸三宮店

ハンハルト かなり玄人受けです。

日本にほとんど入荷していないモデル。


HANHART ハンハルト



また、知っている人もまだまだ少ない会社だと思う。


しかし、ヨーロッパでは、かなり歴史ある会社でしかも実用的なモデルや一見、わからないような感じのモデルだが珍しい作りをサラリっとやってしまう会社です。


まず、ハンハルトとは、どんな会社かを知ってみたいと思う。


 


ウェキペディアから参考に↓


ハンハルトは1882年スイスディースゼンホーフェンDiessenhofen)でヨハン・A・ハンハルトにより懐中時計メーカーとして創設された。1904年に南ドイツフィリンゲン=シュヴェニンゲンVillingen-Schwenningen)に移転。1924年に息子のヴィルヘルム・ユリウス・ハンハルトが史上初の安価なストップウオッチの生産を開始する。1934年に製造部門をギューテンバッハGütenbach)に移転。


1938年に同社初の腕時計にして代表的モデルであるワンプッシュクロノグラフ(後のプリムス)を発表、1939年にパイロット用クロノグラフ2機種、タキテレとレプリカを発表。タキテレはタキメーターを搭載していたため、ドイツ海軍の砲兵部隊で絶大な人気を得るも、1943年に戦争中の混乱と資材不足から時計の製造を中止する。


1948年にスイスで生産を再開、レプリカはドイツ空軍とフランス空軍、タキテレはドイツ海軍で採用され、さらに医者や事務職のためのクロノグラフとしてアドミラルを発表する。1962年に競争激化と国軍の納入業者から外れたことにより、時計製造から撤退しストップウォッチ製造専業となる。


1997年ETAムーブメントを使用したレプリカとタキテレを再生産して時計製造に復帰し、2008年には再びディースゼンホーフェンに本社を移転。現在に至る。


 


他にもメーカさんの記事では








HANHART/ハンハルト(ハンハート)懐中時計 <ダッシュボードクロック>
作り続けるこだわり。機械式ストップウォッチ&ウォッチのスペシャリスト、ハンハルト。

ハンハルト社はヨーロッパでも有数のストップウォッチサプライヤーであり、その真の実力はストップウォッチにおける華々しい活躍にあると言えるでしょう。1960~’70年代にかけて、オリンピックをはじめとするスポーツ、モータースポーツと数々の競技の計測を支えてきたのがハンハルトなのです。1924年から機械式にこだわり、現在も作り続けられているハンハルトのストップウォッチは、イギリスBBC放送を始めとする多くのテレビ局でも採用されるなど、その高い信頼性と機能性は揺るぎないものになっています。












ハンハルト社は1882年に創設者である「ウィルヘルム・ユリウス・ハンハルト」により、スイスで懐中時計メーカーとして創業を開始しました。まもなくドイツ時計産業の中心地シュヴェニンゲンヘ工房を移転。以来ハンハルト社の方向性は「堅牢と精密さを兼ね備える時計の開発」へと凝縮され、1924年に機械式アナログストップウォッチの生産を開始します。
ハンハルト社の製作する高性能、高品質な時計は瞬く間に話題となり、ストップウォッチでの『時を計測する』という技術力を買われ、ドイツ海軍から「操作性と視認性の高いクロノグラフウォッチ」の製作を依頼されることになるのです。この1938年に製作されたのが、ハンハルト社のフラッグシップモデル「プリムス」なのです。そしてこれ以降、腕時計の生産へと飛躍的に躍進してきました。
ハンハルト/HANHART イメージ-1
1939年、パイロットクロノグラフウォッチ「レプリカ」、「タキテレ」を発表。しかし、第二次世界大戦により、ハンハルト社の腕時計生産は中止を余儀なくされ、以後8年間の長い眠りにつくことになりました。1948年に腕時計の生産を開始すると、空白の時を埋める勢いでハンハルト社の躍進が始まりました。「レプリカ」をフランス空軍とドイツ空軍が採用、「タキテレ」もドイツ海軍に正式採用されたのです。ハンハルト社の時計は当時のパイロット達に絶賛され、その名はヨーロッパで広く認知されるようになりました。
1962年に時流が襲い、ハンハルト社は再び腕時計の生産中止を余儀なくされました。この2度に渡る長い眠りこそ、ハンハルトが「幻のミリタリーウォッチ」と呼ばれる理由です。
ハンハルト/HANHART イメージ-2








1997年、ドイツ南西部の山林地帯グーテンバッハに経営と生産を統一化し、腕時計の生産を再開。このとき、腕時計「レプリカ」と「タキテレ」を生産再開しました。そして、2001年バーゼルフェアにてワンプッシュ式のパイロットクロノグラフ「プリムス」の生産を再開。この「プリムス」で完成された形を他のシリーズの時計にもしっかりと受け継ぎ、時計における“計時”という一番基本的な機能にとことんこだわった腕時計を作り続けています。ストップウォッチは、1948年以降も生産し続け、現在ではヨーロッパ、アメリカなどで高いシェアを誇り、ストップウォッチメーカーとしては世界トップクラスにまで成長しました。

これを読むと


時計復活は最近なのだが



実はストップウォッチの機械を作っていた会社なのだというのがうかがえます。


主に医療関係やクラシックカーのストップウォッチ(機械式)を手掛けている会社です。


一見、そんなに需要がないと思われがちなのですが、


かなりコアなところを攻めているので他社さんがやっていないことを


ずっとやり続けてきたことによって、その分野ではかなり有名になっています。



 


そんなハンハルトという会社ですが


かなり玄人受けするということを僕自身が感じたことを紹介します。


ついつい他には見ないデザインというモデルがこれです。



ハンハルト hanhart 752.200-0110 PIONEER Preventor9 パイオニア プリヴェンター9









価格: ¥209,000 (税込)

 


写真では、 ちょっと夜光塗料が光って見えていますが…。


シンプルで何?っという時計。


この一見わかりにくい感じがするのですが、、、、


実は、秒針が9時位置についている腕時計はなかなかお目にかけれないのです。


僕が知る限り、パネライくらいかも?というくらいあまり見かけないデザインです。


もちろん、デザインだけではなく、実用性も兼ねている感じる9時位置の秒針。


 


おそらく、左手に着けてパイロットとして現場で使うと


服の袖に秒針が隠れて、余計な情報を遮るようになっているのではないかとイメージします。


 


このような考えは昔のパイロット系ではよくあるのですが、


最近の傾向では、たくさんの機能をつけたくなってしまう事が多いのですが、


さすが、ドイツ時計‼ 無駄を省く潔さ‼


なんかカッコいいです。


見た目としても凄いのですが


 


このハンハルトの考え方、こだわりのすごさが実はよく見ると商品にも表れているのです。


 



 


よ~く見ないとわからないのですが、


この ベゼル です。


わかりますか?


この真ん中の凹んだ形。いわゆる平ではなく変形した ベゼル なのです。


この形にしているようなケース仕上げは、なかなかお目にかからないです。


どう考えても手間がかかり、技術と経験値が問われることをやっているのです。


しかも一般的にはそこを見る方は少ないはず、


簡単に時計が売れたら良いという考えだけでやっていたら


そこはこだわるところはほとんどないはず。


ベゼル以外でもケース仕上げはヘアラインとポリッシュを組み合わせていて


ポリッシュの部分もケースとベゼルの間の隙間まで綺麗に磨き上げています。


ヘアラインも磨きの流れが横に流れているのをみると、


職人さんのセンスも抜群にこだわっているのを感じます。


(個人的にこの価格帯でここまでこだわっているケースはあまり見かけない感じです。)


 


もちろんこの時計はケースだけではないのです。



 


 これもよ~く見ないとわからない作り。


針 分針です。


写真では伝えにくい。仕方がないのですが…。


この分針、さきが微妙に曲がっています。


しかもケースギリギリまでいってます。


正直、別に曲げなくても誰も言わないよっと思えるのに


ハンハルトはやってしまうのです。


 


そう、この拘り。頑固です。


これがドイツ時計なのか⁈という物を感じます。


 


大量生産が多く、物事を効率を上げて大量消費というのが多い中、


ハンハルトは全くその逆の考え方でモノづくり本気度を感じます。


実際に手に取ってみないとわからないという考えが本当に良い出会いかもしれないです。


 


ちなみに


中身もこだわっています。


HAN4112


 Sellita SW 200 with Dubois Dépraz module


これは セリタ 200 デュボラデプラ 社 チューンアップ


 


ただ機械を載せたというのではなく、チューンアップしているところが


他の時計メーカーとは違う感を感じます。


ちなみに個人的に精度は日差±15秒でまぁまぁという感じで考えているほうが良いかな?っと思います。


(※個人的に精度を極端に求めない性格なので)


主に高級時計の仕上げをこの価格帯でやってしまうのが凄いと感じます。


もちろん、いろんな機械があるので


これにも少し癖はあると思います。


ちなみに


個体差もありますが


今までの傾向だと、しっかりよく手巻きをしてからスタートした方が良いと感じました。


細かい理由はないですが、使われている方の話も含めて感じた事です。


 



裏蓋の作りも独特です。


普通一般的には売れるモデルを作ろうとするとスケルトンにするのですが


そこは、ちょっと違うのです。


当然のように、これはパイロット時計ですからっと言わんばかりの


男らしく、色気を見せない頑丈そうなステンレスケース。


しかも作りも違う、一般的な器具では開けにくそうな構造の裏蓋。


それとわかりにくいかもしれませんが、


龍頭もグローブをしていても回しやすいようにできている大きな龍頭


しかも回しやすいように細かい刻みが入っています。


もちろん、パイロット系なのでねじ込み式龍頭ではなく、手巻きしやすくできています。


 


革ベルトも優秀です。


本来は表面を見せたくなるのですが、


あえて裏面で


ステッチの流れがなかなかきれいに仕上げられていると思います。


しかもけっこう分厚いのに、、しかも柔らかい。


実は、ヨーロッパでは環境の影響が大きいのですが


革製品は本当に良いものが多く、満足できる物が多いと思います。


それなので、ヨーロッパの製品の時計はついつい革仕様で入れてしまう傾向が多いです。


 


でも、少し前にこのメタルベルトを入れたときは


このメタルはアリやなっと感じました。


 


お値段は6万(税別)ですが


それなりの価値を感じました。


次回、紹介します。


 


ちょっと熱くなり、ブログが長くなりましたが


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


 


ちなみにこの商品は


ほとんど日本に入ってきていない商品です。


 


今のネット社会ですぐに手に入る時代なので


ネットで見たらいっぱい出てくるのですが


本当は商品を仕入れていないのが現実です。


実は、店頭で商品を見れるお店は


まだ、日本で2件だけです。


 


まだまだ、日本ではハンハルトって知らんなって言われることがほとんどだと思います。


この商品を本物で見たら、きっと育てなくなる商品だと思います。


 


ありがたいことにこの商品は他がしないことをする特徴があるので


個人的にもお勧めしやすい商品なので


ひっそりと良いものをお探しの方には凄くお勧めです。


 


まだまだ、見えていないところはありますが


少しづつ、ハンハルトも紹介したいと思います。


 


なお、商品の問い合わせなどありましたら


 


時計のミヤコ三宮1号店


貴伝名 (きでな)


078-333-6773


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