2026.08.07
laco
ジン・デポ 神戸三宮店
世界限定100本】パイロットウォッチの雄「ラコ」が仕掛けた、美しき裏切り。100周年記念モデルに隠された「真の原点」とは?
【世界限定100本】パイロットウォッチの雄「ラコ」が仕掛けた、美しき裏切り。100周年記念モデルに隠された「真の原点」とは?
1. 導入:期待を鮮やかに裏切る、カウントダウン・シリーズの掉尾
時計愛好家の間で「Laco(ラコ)」の名は、一種の聖域に近い響きを持っています。第二次世界大戦下、ドイツ空軍に納入された「B-Uhr(観測時計)」に代表される、虚飾を排した無骨な「究極の実用ツール」。それこそがラコの真髄であると、多くの者が信じて疑いませんでした。
しかし、2025年に迎えるブランド創立100周年という記念碑的な年に向けて、ラコは緻密な「カウントダウン」を仕掛けていたのです。その大トリを飾る真打ちとして登場したのが、これまでの質実剛健なイメージを鮮やかに塗り替える、驚くべきマスターピースでした。

一目見た瞬間に漂う、建築的な美しさと圧倒的な品格。そこに「軍用時計の雄」としての面影はありません。100周年の顔としてラコが選び抜いたのは、意外にも極めて洗練された、黄金期の美学を纏うドレスウォッチだったのです。
2. 第1の衝撃:武骨な「道具」から、洗練された「魂」への転換
なぜラコは、ブランドの代名詞であるB-Uhrの系譜ではなく、あえてクラシックなドレスウォッチを100周年のフィナーレに選んだのでしょうか。そこには、100年という重層的な歴史を歩んできたブランドとしての、誇り高き自己再定義があります。
現代のラコを象徴するパイロットウォッチは、確かにその歴史の重要な一頁です。しかし、それは決してラコのすべてではありません。今回のモデルは、ブランドの歩みを単一のジャンルに押し込めることを拒み、その全容を包括的に肯定する強い意志の表れなのです。
「100年の節目に、ラコが仕掛けた『美しい裏切り』」
無機質な「計器」という仮面を脱ぎ捨て、内側に秘めていた「洗練された魂」を披露する。この美しい裏切りこそ、ラコが次の100年を切り拓くために必要とした、最高のエレガンスなのです。
3. 第2の衝撃:忘れ去られていた「黄金の街」の記憶、その栄光の復元
この記念モデル「Edition 100」が真に光を当てたのは、ブランド誕生の地であるドイツ宝飾産業の聖地、フォルツハイム(Pforzheim)の記憶です。「黄金の街(Goldstadt)」と称えられるこの地で、ラコは元来、宝飾品のように優雅なケース製造と精密な時計作りでその名を轟かせていました。
特筆すべきは1933年、自社製ムーブメントを製造する「Durowe(ドゥロヴェ)」を設立した事実です。当時、ムーブメントまでを自社一貫生産する「マニュファクチュール」であったことは、ラコが時計製造の頂点に君臨していたことの証左です。今回のモデルは、戦争の記憶に塗りつぶされる以前、1920年代から50年代にかけて花開いた「純粋な時計製造の美学」への、熱き回帰なのです。

細部への執念は、リューズの一つにも宿っています。そこに刻印された「100」という数字は、単なる記念ロゴではありません。それは「黄金の街」で培われたクラフトマンシップが、一世紀の時を超えて今なおブランドの血脈に流れ続けていることを証明する、誇り高き「刻印」なのです。
4. 第3の衝撃:1930年代の黄金比を再現した「セクターダイアル」の魔力
文字盤を凝視すれば、そこには1930年代に一世を風靡した「セクターダイアル(タキシードダイアル)」の芸術的な構成が息づいています。シャンパンゴールドとブラックのコントラストは、知的でいながらどこか退廃的な色気を醸し出します。

特筆すべきは、外周に施された「ビーズ状のミニッツトラック」の繊細な仕上がりです。マクロで見れば、その粒立ちの一つひとつが光を拾い、文字盤に豊かな表情を与えているのがわかります。中心部がなだらかに盛り上がった「ボンベダイアル」の立体感と、往時の意匠を現代の精度で再現したドーム型サファイアガラスの調和。そして、リストを優雅に引き締めるブラックのシェルコードバン。アンティークのパティーナ(経年変化)すら予感させるこの繊細な手仕事には、マニュファクチュールとしての矜持が凝縮されています。
5. 究極の希少性:西日本におけるドイツ時計の牙城、神戸で「歴史」に触れる
この「Laco 861925 Edition 100」は、世界でわずか100本しか存在しないという、極めて苛烈な希少性を持ちます。コレクターズアイテムとしての価値は計り知れず、実機を直接手に取れる機会は世界的に見ても絶望的なまでに限られています。
しかし幸運なことに、日本国内において唯一、この歴史的傑作の店頭展示販売を行っている拠点が神戸にあります。「時計のミヤコ SinnDEPOT 神戸三宮店」です。

創業から100年を超える歴史を持ち、ドイツ時計の文化を日本に伝え続ける「ミヤコ」は、単なるショップではありません。西日本におけるドイツ時計愛好家のための「牙城」とも言える聖地です。店内に足を踏み入れれば、世界100本の内の貴重な1本が放つ、静かながらも圧倒的なオーラを肌で感じることができるでしょう。
【展示・取扱店舗情報】
- 店舗名: 時計のミヤコ SinnDEPOT 神戸三宮店
- 住所: 神戸市中央区三宮町1丁目9-1-156-1(三宮センタープラザ1F)
- 電話番号: 078-333-6773
- 営業時間: 11:00 ~ 19:50(年中無休)
6. スペック概要(テクニカルデータ)
項目 | 仕様 |
|---|---|
モデル名 | Laco 861925 Edition 100 100周年記念モデル |
ケース径 / 厚 | 38mm / 9.8mm |
ムーブメント | Laco 300 自動巻 (Sellita SW300-1) |
パワーリザーブ | 約56時間 |
ケース素材 | ステンレススチール (ゴールドIPコーティング) |
防水性能 | 5気圧 |
ベルト | ブラック・シェルコードバン |
価格 | ¥357,500 (税込) |
7. 結び:歴史を纏うということ
ラコがこの「Edition 100」に込めたメッセージ。それは、過去の特定の時代に固執することではなく、自らが歩んだ100年の全工程――「黄金の街」での栄華も、戦時下の苦闘も――そのすべてを肯定し、新たな世紀へと継承していくという覚悟に他なりません。
かつてのジュエリーメイキングの美学と、パイロットウォッチで培った堅牢な信頼性。その双方が高次元で融合したこのドレスウォッチは、単なる計測機器であることを超え、「歴史の重み」そのものを具現化した存在です。
あなたは、ブランドが100年の歳月をかけて守り抜いたその重みを、自身の腕でどう受け止めますか? 世界でわずか100人だけに許されたその特権を、ぜひ神戸の地で、ご自身の感性で確かめてみてください。
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